毎日のうんちは大切な手がかり

うさぎは、体の不調があっても外から分かりにくいことがあります。そこで毎日見ておきたいのが、トイレに残るうんちです。うんちは食べたものや体の動きなどの影響を受けるため、普段との違いに気づく手がかりのひとつになります。

大切なのは、ほかのうさぎや一般的な数値と比べることではなく、その子の「いつも」を知ることです。同じ時間帯や同じくらいの間隔で見ていると、小さな変化にも気づきやすくなります。

毎日見ておきたいこと

うんちを見るときは、量だけでなく、粒の大きさや形、硬さ、湿り気、途切れずに出ているかを確認しましょう。毎日すべてを細かく測る必要はありません。「昨日までと違わないか」という視点で見ることから始められます。

うんちだけで健康状態を判断することはできません。牧草やペレットをいつもどおり食べているか、水を飲んでいるか、普段どおり動いているか、姿勢や表情に気になるところがないかも一緒に見てください。

うさぎのうんちの量、大きさ、形、乾き具合と、牧草・水・動きを一緒に確認するポイントを示したイラスト
毎日の「いつも」と比べながら、量・大きさ・形などを確認しましょう。

こんな変化には注意を

うんちが急に少なくなった、しばらく出ていない、普段より小さい、形が不ぞろいといった変化が見られたら注意が必要です。著しく軟らかい、水っぽい、粘液や血のようなものが見える場合も、早めに動物病院へ相談してください。

うんちの変化にはさまざまな理由があり、見た目だけで原因や病気を判断することはできません。特に、うんちが出ていないことに加えて、ごはんを食べない、元気がない、うずくまるなど苦しそうな様子があるときは、様子を見続けず、速やかに獣医師へ連絡しましょう。

少なく小さいうんちや軟らかい便、食欲がなくうずくまるうさぎから、獣医師への相談につなげる流れを示したイラスト
うんちの変化に食欲や元気の低下が重なるときは、速やかに獣医師へ相談を。

受診時に伝えられるよう記録する

変化に気づいた時刻、うんちの量や形、食欲、飲水、動きの様子を、写真やメモで残しておくと、受診時に経過を伝えやすくなります。最近フードを変えたか、いつもと違うものを食べたか、服用中の薬があるかも、分かる範囲で整理しておきましょう。

飼い主がうさぎのうんちをスマートフォンで撮影し、食事・飲水・動きとともに記録して獣医師への相談に備えるイラスト
写真やメモは、診断の代わりではなく、受診時に経過を伝える手がかりになります。

うんちを持参したほうがよいか、どのように保管するかは、受診前に動物病院へ確認してください。いざというときに慌てないよう、日頃からうさぎの診療経験がある病院と、時間外の連絡先を調べておくことも大切です。

ラビログで毎日の変化を記録

うさぎの健康管理アプリ「ラビログ」は、近日公開予定です。うんちの写真によるカウントや、食事・動きなどの毎日の記録を通して、あの子の「いつも」を振り返るお手伝いをします。

ラビログの記録や解析は、獣医師による診察・診断や受診の判断を代替するものではありません。気になる変化があるときは、アプリの結果だけで判断せず、獣医師にご相談ください。

この記事は一般的な情報を提供するもので、個々のうさぎの診断や治療を目的としたものではありません。気になる変化がある場合は、獣医師の指示なく薬を使ったり強制給餌をしたりせず、動物病院へ相談してください。

参考資料