「うさぎがおやつは食べるのに、牧草を食べない」。好物に反応すると、食欲はあるのだろうと迷いますよね。しかし、おやつを口にすることだけでは、普段どおり食べられているとは判断できません。牧草を食べる量が減ったと気づいたら、うさぎの診療経験がある獣医師へ速やかに相談しましょう。

この記事は病気の診断・治療を目的としていません。原因の判断、受診の時期、食事量や種類の調整、給餌・給水、薬やサプリの使用など、医療的な事項はすべて獣医師へご相談ください。

うさぎの食欲不振|おやつは食べる場合も相談を

牧草は、うさぎの毎日の食事の土台です。おやつを一口食べたことと、必要な食事を取れていることは分けて考えます。「好き嫌い」「おやつの与えすぎ」と家庭で原因を決めず、牧草を食べない変化そのものを獣医師へ伝えてください。

食べ物をくわえて落とす、食べようとして途中でやめる、あごの下がぬれているなど、食べ方の違いにも目を向けます。ただし、これだけで歯やおなかの病気だと判断することはできません。確認のために口を無理に開けることも避けましょう。

うさぎが牧草を食べないときに確認したい3つのこと

次の確認は、相談時に状況を伝えるためのものです。全部を試してから連絡する必要はありません。

1.袋の中と、食べる場所の牧草を見比べる

開封した日や保管場所を振り返り、湿気、カビ、いつもと違うにおい、汚れがないか確認します。袋の中はきれいでも、置いた牧草が水や排泄物でぬれていることもあります。傷んだものや汚れたものは取り除き、清潔な、いつも食べている牧草を用意しましょう。

新しい袋に替えてから残すようになった場合は、同じ商品でも、茎と葉の割合や硬さなどに違いがないか見ます。「袋を替えた時期」と「食べ方が変わった時期」を伝えると、暮らしの変化を共有できます。別の種類を次々買って試す前に、獣医師へ相談してください。

2.牧草まで無理なく口が届くかを見る

牧草入れを高い位置へ動かした、奥に詰めすぎた、周囲の物が増えたなど、最近の変更はありませんか。普段の姿勢で口が届くか、滑らず落ち着いて近づけるかを、離れた場所から見てみましょう。

清潔で安全に食べられる置き方を整えても、食べない原因が解決したとは限りません。置き場所の工夫だけで様子を見続けず、変更した点も獣医師へ伝えます。

3.家族が与えたおやつを合計する

自分は少量のつもりでも、家族がそれぞれ与えていると合計が分からなくなります。商品名と実際に与えた量を確認し、ごほうびとして使ったペレットも含めて共有しましょう。袋にある目安だけで、その子に適した量だとは判断できません。

食欲を試すためのおやつの追加や、おやつだけで食事を埋め合わせることは避けます。一方で、牧草を食べさせようと、自己判断で普段の食事を急に減らしたり、取り上げて空腹にさせたりもしないでください。食欲が落ちているときの食事調整は、獣医師の指示を受けます。

牧草の状態、ふうちゃんが口を届かせやすい食べる場所、家族が与えたおやつの合計を確認する3場面と、相談を後回しにしないことを示したブルー系の水彩イラスト

確認の途中でも、変化があれば獣医師へ

うんちが少ない・出ない、動きが鈍い、うずくまるなどの様子もあれば、病院への連絡時に伝えます。ほかの変化がなくても、食べる量の減少だけで相談してください。少しおやつを食べた後も、牧草を食べない状態が続くことを伝え、対応を確認しましょう。

参考資料

ラビログで、食事とお世話の変化を残す

うさぎの健康管理アプリ「ラビログ」は、ごはん・お水・動きやメモの記録、うんちの写真による数と大きさの計測で、日々の変化を振り返るお手伝いをします。牧草の袋を替えた日や、おやつを与えた量もメモに残せば、相談時の手がかりになります。

記録や解析は診断・受診判断の代わりではありません。気になる変化は入力や結果を待たず、獣医師へご相談ください。ラビログでできることを見る