「秋になって、なでるたびに毛が抜ける」「うさぎの換毛期はいつまで続くの?」。季節の変わり目には、毛の変化が気になりますよね。秋の換毛期は、カレンダーだけでなく、その子の毛並みと暮らす環境に目を向けてみましょう。
この記事は一般的な情報で、診断や治療を目的としていません。抜け毛の原因、診断・治療、受診の必要性、食事の調整など医療的な事項は、うさぎの診療経験がある獣医師へご相談ください。
うさぎの換毛期はいつ?春と秋が目安
換毛とは、古い毛が抜けて新しい毛へ生え替わることです。うさぎは季節の変わり目に換毛し、特に春と秋は抜け毛が多くなりやすいとされています。秋は、夏から冬へ向かう毛の衣替えの時期です。
ただし、「毎年この月に始まる」「何日で終わる」と全てのうさぎに当てはめることはできません。室内の温度や冷暖房などの影響で時期がずれたり、少しずつ長く抜けたりする子もいます。ほかの子の換毛時期より、自分のうさぎの変化を見ておきましょう。
抜け毛が増え始めた日や、目立つ場所を簡単に残しておくと、次の季節に振り返りやすくなります。長く続く、いつもと抜け方が違うなど気になる場合は、期間だけで判断せず獣医師へ相談してください。
秋の換毛期に見られる毛の変化
換毛中は、背中やお尻などの毛並みに段差ができ、模様のように見えることがあります。床や寝床にたまる毛、ブラシに付く毛も、普段より目立つかもしれません。
一方、毛が薄く見える場所があっても、写真や見た目だけで「換毛だから問題ない」とは判断できません。皮膚の赤み、強くかく様子、毛が抜けた範囲の広がりなども、気づいた事実として獣医師へ伝えましょう。確認のために毛を引っ張ったり、何度も触ったりする必要はありません。
秋の抜け毛に合わせた日常のお手入れ
ブラッシングは短時間ずつ
抜け毛が増えたら、その子が落ち着いていられる範囲で、こまめにお手入れします。一度に全身を仕上げようとせず、嫌がったら切り上げましょう。強くこする、毛の束を引き抜く、無理に押さえつけて続けることは避けます。毛質に合う道具や頻度、毛玉の扱いに迷うときは、獣医師へ相談してください。
寝床と室内環境も見直す
ラグや寝床にたまった毛を掃除し、普段の牧草と新鮮な水を口にしやすい場所へ置きます。「換毛中だから栄養を足そう」と、おやつやサプリを増やす前に獣医師へ相談しましょう。
秋は日中と夜で室内の様子が変わることもあります。うさぎが過ごす場所の温度を確認し、窓際や冷暖房の風が直接当たる場所を見直します。換毛を早めるために室温を急に変えることはせず、その子に合う環境は獣医師に確認してください。

換毛期でも獣医師へ相談したい変化
皮膚の赤み、強いかゆみ、目立つ脱毛がある場合は、自己判断で薬やケア用品を使わず獣医師へ相談します。抜け毛だけでなく、食欲や元気が落ちた場合も「換毛中だから」と片づけないでください。
食べない、便が出ない場合は、換毛が終わるのを待たず、速やかに動物病院へ連絡してください。写真や記録をそろえるために連絡を遅らせず、受診までの対応も獣医師の指示を受けます。便の観察の基本は、毎日見たい5つのポイントで紹介しています。
参考資料
ラビログで換毛期の変化を振り返る
公開準備中のうさぎの健康管理アプリ「ラビログ」は、換毛・ごはん・動きの記録や、うんちの写真によるカウントで、その子の普段を振り返るお手伝いをします。秋の抜け毛に気づいた日も、ほかの様子と一緒に残せます。
記録や解析は診断・受診判断の代わりではありません。気になる変化はアプリの結果を待たず獣医師へご相談ください。ラビログでできることもご覧ください。
